サーモンの神様に会った話
こんにちは、まめだいふくです。
先日、くろずくんを引っ張って「新解釈・三國志」という映画を観てきました。
池袋の駅でCMを見て、「こりゃ絶対面白いやつだー」と思い、公開前から観るぞ観るぞと意気込んでいた映画です。
監督が福田雄一、キャストが大泉洋、ムロツヨシ、佐藤二朗、渡辺直美などなど…とても正気の沙汰ではないと思います。ずーっと笑ってました。
でも、三國志の登場人物に謝った方がいいんじゃないかと思います。面子が丸潰れです。本当にそんな感じだったのかもしれないけどそうじゃなかったら名誉毀損で訴えられても文句は言えません。そんな映画。
で!
映画の後に晩ご飯を食べてきたのはWinebox Barcoというお店です。
すたすた歩いてたら通り過ぎてしまう様なひっそりした佇まいのお店。オーナーがお一人でキッチンもホールも回していました。すごい。
お料理は4皿いただいたんですが、全部の料理について書いていると長ーくなりそうだったので泣く泣く2つに絞りました。
まずは今回のご飯で一番衝撃を受けたサーモンコンフィ。
コンフィとは、食材を低温(言うて70度くらい)のオイルで煮込んだ料理です。
低温で長時間穏やかに加熱することにより、お肉や魚のたんぱく質を硬化させることなく火を通すことができます。コンフィ についてはしっかり書こうとするとかなり長く細かくなるので割愛します。
「コンフィは柔らかい食感に仕上がるんだよねー」という知識を持った上でパクッと。
神の食べ物。
柔らかさとねっとり感は完全にお刺身のそれ、でも火は通ってるから繊維状にホロホロほぐれるという、なにこの食感、え、え、うめえええええええ
メニューに「人生初の新食感」って書いてあったんですよ。本当に人生初だった。
味の方は、ヴィネグレットという、簡単にいうとフレンチドレッシングの様なさっぱりしたソースがかかっていて、サーモンの脂との相性がとても良いです。
あまりに美味しかったのでくろずくんの分を奪おうとしましたが、残念ながら阻止されてしまいました。
このお店行ったら食べてみて欲しい。これはサーモンの神様です。死んでるけどね。
2つ目に紹介するのは牡蠣とくたくた白菜の柚子胡椒クリームパスタです。
このお店、お客さんに「食べたい」と思わせる抜群のワードセンスを見せつけてきます。くたくたの野菜と柚子胡椒が好きな私はまんまと釣られました。
ホワァ…
柚子胡椒がしっかり効いています…クリームソースもあっさりめ(個人的に)で柚子胡椒の香り・風味を邪魔しないのでいろんな味がバランスよく感じられます。もちろんくたくたの白菜は甘くて美味しいし、牡蠣もごろごろ入ってるので満足度がすごいです。うんまー。
あと、パスタがもっっっっっっちもちなんです。
淡路島から取り寄せている生パスタなんだそうです。
ぶっちゃけ世間って「生」って言えばウケると思ってる節がありませんか?生チョコ、生キャラメル、生カステラ、生ドーナツ…今まで生なんとかってそんなに信用してないというか、ふーんって感じだったんですが生パスタは信頼しようと思います。もちもちもちもち。
他には5種類の前菜の盛り合わせと、ポルケッタという豚バラ肉のローストをいただきました。
カップに入っているのがごぼうときのこのポタージュ。時計回りに鶏ハムのチーズ巻き、さつまいもとゴルゴンゾーラチースのテリーヌ、牡蠣と長ねぎのコンフィ禁断のジュレのせ、寒鰤のカルパッチョ。
1品1品語りたいですが尺の関係でカット。うぅ。
ポルケッタはバラ肉を使っていますが、ハーブの香りが爽やかなのと、付け合わせのサラダがたっぷりあるのですごく食べやすかったです。肉(食べたい)欲がある方は是非。
このお店、もちろんお料理は美味しいのですが、グラスワインを番号で注文できるところが個人的にはうれしかったです。
ワインには全然詳しくないので、正直ワインの名前を言って注文するのが恥ずかしい(なんでだ)んですが、「○番ください」って言えばいいから気軽です。
こういうワインが飲みたいなーっていうニュアンスを伝えたらできる範囲で応えてくれるので、ワイン初心者でも楽しめるんじゃないかなって思います。私はワイン初心者です。
12月も後半に入って忙しくなってきました。
忙しくてもご飯はちゃんと食べましょう。食べることは生きることです。聞いたことあるフレーズですね。
私は忙しいと食べることが楽しみになってきます。たくさん更新できる様に頑張ります。